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産後のカンガルーケアとはどんなものか

      2020/04/25

出産後すぐにママのお腹に赤ちゃんをのせて、自然に乳首を吸わせる方法(カンガルーケア)は母子の安全に留意しながら行う病産院が増えています。

最初のスキンシップ

生まれたての我が子を直接肌で感じることができるカンガルーケア。

カンガルーケアは赤ちゃんの体温を保ち、呼吸を安定させる働きがあり、赤ちゃんはママの胸に抱かれると気持ち良さと安心感で泣いていても泣き止むと言われています。

私自身、子どもが2人いて、1人目は郷里出産2人目は自宅近くの産院で出産したのですが、どちらでもカンガルーケアを行いました。

2度ともカンガルーケアは感動的だったのですが、ただ1つ違ったことは、1人目のときはカンガルーケアのときの授乳で乳頭が切れてしまったということです。

2人目のときは、カンガルーケアの授乳で切れるということはなかったんですよ。

やはり、妊娠中の乳頭&乳輪のケアは大切なんだなと思いました。

おっぱいケアとマッサージの必要性

出産って1人目でも2人目でもやっぱり体力を使うし、疲れてヘトヘトになるんですよ。

でも、このカンガルーケアで我が子が胸元に来た時、ふっと疲れが吹き飛んで目の前の赤ちゃんに夢中になります。

誰に教えてもらったわけでもないのに、口をハフハフしたりしておっぱいを探そうとするんですよね。

たまらなくかわいいと思う瞬間です。

カンガルーケアのはじまり

もともとは、低体重児のための保育器が圧倒的に不足していた、発展途上国で始まったカンガルーケア。

出産後すぐに保温する手段として行われていたのがはじまりです。

ママのお腹の上にのせて、直接肌の触れ合いをしたり授乳したり話しかけたりしている姿が、カンガルーの子育ての様子に似ていることからカンガルーケアと呼ばれるようになりました。

カンガルーケアの良い点

◎母子の絆を深める

◎産後の疲れが癒やされる

◎ママの肌と密着することで赤ちゃんの体温を保てる

◎泣いている赤ちゃんを安心させる

◎赤ちゃんの呼吸が規則的になり安定する

◎ママの常在細菌を先にもらえて赤ちゃん病原菌から守る

◎母乳の出が促されママは母乳育児に積極的になる

カンガルーケアの効果、たくさんありますよね。

カンガルーケアの注意点

安全に行われることが前提で、ママも赤ちゃんも体調が良い場合に行われます。

行うにあたっては、事前に親の同意と医師の許可が必要となってきます。

出産後、赤ちゃんの体温や呼吸に異常がないか医師が判断し、場合によっては時間を決められたり許可がおりないときもあります。

自己判断で行うことは危険なので、医師の支持を仰いでもらいたいと思います。

また、カンガルーケアによる落下事故も起きています。

ベッドに寝た状態で、赤ちゃんをお腹の上にのせるので、しっかりと支えていないと赤ちゃんが左右に落下してしまう危険があります。

当然ですが、ママと赤ちゃんが安全に過ごせるように、気配のわかる場所から常時医療者の見守りやモニタリングが必要なのです。

産後はママも疲れていますし、ちょっとした気の緩みから赤ちゃんに注意がはらえない可能性もあります。

自宅に帰ってからもカンガルーケアを行う場合は、必ず誰かにそばにいてもらい、サポートしてくれる人がいる環境で安全に行ってください。

 - 母乳育児について

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